公莫舞

公莫舞、今之巾舞也。相傳云、項莊劍舞、項伯以袖隔之、使不得害漢高祖。且語莊云「公莫。」古人相呼曰「公」、云莫害漢王也。今之用巾、蓋像項伯衣袖之遺式。
按琴操有公莫渡河曲、然則其聲所從來已久。俗云項伯、非也。
(『宋書』巻十九、楽志一)

宋書』によれば、舞踊に「公莫舞」というのがあり、それはあの「鴻門の会」において劉邦を殺そうとする項荘を項伯が服の袖で遮蔽して防いだ、という話を模しているという事らしい。



舞踊の名の「公莫」というのも「それ以上 いけない」(意訳)と項伯が項荘に言った事を指しているのだとか。




もっと前からある伝統芸能なので項伯が由来というのは違う、という事なのだそうだが。