ひとこと(売官と隠遁)

そういえば曹操袁紹も途中で官に就かず隠遁しているが、袁紹は確実に高額な売官となる太守になる前から隠遁していて、曹操は一度太守級に赴任していながら2回目で赴任せず隠遁、という違いがあるんだな。



袁紹は服喪中に売官が始まったために服喪が明けても隠遁を続けたのかもしれない。



復帰したのが大将軍何進の掾だったというのも、掾は売官の対象外で、「銅臭」の誹りを受けないから、ということなのかもな・・・。


そして売官導入者董氏と対立する何進の腹心として働くというのも、袁紹が売官に否定的だったから、ということかも。



あと袁紹曹操も西園八校尉になるのは、売官のメッカ西園の官は売官の対象ではないからかもなぁ。太守などと違って収奪できる対象が無いから、ここでも売官を原則にしてしまうと「元を取る」ために汚職と横領が西園軍内にも蔓延してしまい、軍としての機能に支障をきたしてしまう。