大赦天下、然猶曰「故漢氏舂陵侯羣子劉伯升、與其族人婚姻黨與妄流言惑衆、悖畔天命、及手害更始將軍廉丹・前隊大夫甄阜・屬正梁丘賜、及北狄胡虜逆輿洎南僰虜若豆・孟遷、不用此書。有能捕得此人者、皆封為上公、食邑萬戸、賜寶貨五千萬。」
(『漢書』巻九十九下、王莽伝下、地皇四年三月)
王莽は末期に自分に仇なす劉伯升(後漢初代皇帝の兄)に対して「食邑万戸」という懸賞金を出したという。
これ、漢王劉邦が項羽の首に「邑万戸」という懸賞金を懸けていたのと同じだな。
劉伯升が項羽と同格の大物扱いされたということなのか、「万戸」はこのあたりの時代のある程度の賞金首なら懸けられてもおかしくなかったのか・・・。
少なくとも上記記事の方向性としては前者、つまり劉伯升が当時の最重要な指名手配犯だった、という趣旨じゃないかとは思うが。