天子六厩

天子六廄、未央廄・承華廄・騊駼廄・路軨廄・騎馬廄・大廄、馬皆萬匹。
(衛宏『漢官旧儀』)

漢代(たぶん前漢)、皇帝直属の厩は六つあり、それぞれ1万匹もの馬を養っていたのだと言う。


たぶんこれは皇帝自身の馬や、せいぜい中央諸官、親衛隊などのための馬であって、太僕が全国各地で養っていたという多くの馬とはまた別なのだろう。


首都長安やその近辺だけでそれだけの馬を常備していたのだとしたらなかなか凄いような気もするが、これが多いんだか少ないんだか基準が分からない。