大逆のお誘い

頃之、冀州刺史王芬・南陽許攸・沛國周旌等連結豪傑、謀廢靈帝、立合肥侯、以告太祖、太祖拒之。芬等遂敗。
(『三国志』巻一、武帝紀)


この曹操冀州刺史王芬・許攸らの皇帝廃立計画に誘われて断った件だが、これって曹操の皇帝への忠勤ではなく、逆にこのころの曹操は皇帝(霊帝)に対して恨みや不満を抱き、この大逆に加わりそうな雰囲気の存在だった、ということを示しているんだろう、と思う。




宋皇后の事件などで霊帝やその宦官たちに対して恨みがあるに違いない、とでも思われていたんだろうか。