ひとこと(伝国璽)

国璽って、よく考えてみると「皇帝になるためには絶対必要なアイテム」って扱いはされてない気がするな。



三国時代もそうだし、そもそも複数の皇帝が同時に立つ時代は基本的にそうなっている。



東晋は当初は伝国璽を持っていなかった。



皇帝に即位するという段では、せいぜい「あった方が即位儀式の時にカッコいい」とか、「持っている方がいい」くらいの存在なのではないか。



「伝国璽を持っているから即位した」者はいたかもしれないが、「伝国璽が無いから即位できなかった」者はいなかったのではないだろうか。たぶん。