ひとこと(生きて戻れぬ)

鄧艾は諸葛瞻を降伏させようとして「お前も琅邪王にならないか?」と言ってみたり、司馬昭に対して劉禅を扶風王にしようと言ってみたりしたという。



この時期において宗室でもない人間の「王」というのは本来ありえない存在(孫権曹丕から呉王に封建されてはいるが)で、漢の皇帝だった献帝ですら「公」だったことを考えると、鄧艾のこのあたりの行動はかなり滅茶苦茶やってることになるのではなかろうか。



司馬昭がやっと上り詰めた「王」をホイホイ増やそうとしているのだから。




鄧艾は鍾会の行動に関係なく司馬昭の粛清対象になって生きては戻れなかったんじゃないかなあ・・・。ちょっと自由にやり過ぎだったんじゃないか?