漢官儀云「開陽門始成、未有名、夜有一柱來止樓上。琅邪開陽縣上言南門一柱飛去、因以名門」也。
(『後漢書』列伝第六十六、循吏列伝注)
後漢洛陽の城門の一つに「開陽門」という門があった。
その門に名前を付ける以前、琅邪の開陽県から城門の柱が突如飛び去って、洛陽の完成したばかりの門に飛来したという謎の事件が起こった。
この事件により、その門にはその柱があった県より名を取って「開陽門」と名付けられたのだった。
合理的に解釈するなら、桃白白が琅邪から洛陽まで柱を使って移動しようとしたということなのだろう。