鄭公郷

國相孔融深敬於(鄭)玄、屣履造門。告高密縣為玄特立一郷。
(『後漢書』列伝第二十五、鄭玄伝)

告高密縣為鄭玄特立一郷、名為鄭公郷。
(『三国志』巻十二、崔琰伝注引『続漢書』)


かの孔融は高名な大儒鄭玄を尊敬し、自分が鄭玄の故郷高密県を含む北海国の国相となった時、高密県に鄭玄を記念する郷「鄭公郷」を作らせたのだそうだ。



この時、鄭玄は健在だったはずなので、生きている内から故郷が顕彰され、故郷に自分の名を関する地名を付けられた、ということになる。おそらくは許可や相談なしに。


それを知った本人の気持ちはどうだったのだろう。