生まれる前から滅んでいた

靈帝熹平五年、黄龍見譙。光祿大夫橋玄問太史令單颺曰「此何祥也?」颺曰「其國後當有王者興、不及五十年亦當復見天事恒象、此其徴也。」
(『宋書』巻二十七、符瑞志上)

漢元・成之世、先識之士有言曰「魏年有和、當有開石於西三千餘里、繫五馬、文曰討曹。」
(『宋書』巻二十七、符瑞志上)

曹魏は50年前から予言されていた!という話の少し後に「司馬氏が曹魏を討ち滅ぼすことは200年以上前から予言されていた!」と出てくる無常感。曹魏は生まれる前から滅ぼす者が決まっていたらしい。




まあ、後の時代になるほど「前の時代より更に前から予言されていたことにしよう」となりがちなんだろうし、緯書といったもっと昔の(とされる)予言もあるから、予言はこれだけではないのだが・・・。