曹丕の真意

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曹丕はどうやら即位直後、ということは父の死から1年経つかどうかという頃から、狩猟を楽しんでたということらしい。



なお、曹丕自身は狩猟を戦争の訓練だと主張していたようだ。




この曹丕の父の喪を意に介さないかのような態度(制度上は漢の文帝以来の「36日の喪」が過ぎれば喪は明けることになってるが、司馬炎などの例にあるようにそれ以上服喪しようという方向性もあった)は、実は昨日の記事で紹介した司馬孚の進言の影響だったんじゃないか?



司馬孚の言っていた通り、父の喪よりも国(曹丕によれば狩猟も戦争の訓練なので国事)を優先して狩猟しているのだ、と曹丕は思っていた・・・?



国のため天下万民のため、父を失った悲しみを隠し、服喪したい気持ちを抑えて狩猟しているのだ・・・!などと曹丕は思っていたのかもしれない。劉曄との話の時はかなりノリノリだったように見えてしまうけれども。