涼州の大族

麴允、金城人也。與游氏世為豪族、西州為之語曰「麴與游、牛羊不數頭。南開朱門、北望青樓。」
(『晋書』巻八十九、麴允伝)

西晋代の頃、西州つまり涼州方面の大族として「麴氏」と「游氏」が二大巨頭であったということらしい。




この二氏は牛や羊は数え切れず、朱塗りの門や高楼を備えた屋敷を構えている、ということか。




この地方の「麴氏」と「游氏」って後漢末から三国時代にかけてもしばしば出てくるが、しぶとく生き残って、むしろ膨れ上がっていた勝ち組だったのかも。