穀梁子名淑、字元始、魯人、一名赤。
(『春秋穀梁伝』序、疏)
穀梁傳十一卷。穀梁子、魯人。
【注】師古曰「名喜。」
(『漢書』巻三十、芸文志、春秋)
『春秋』三伝の一つ、穀梁伝。
この編者とされるのは「穀梁子」と呼ばれる人物なわけだが、どうやら彼の名前については「穀梁淑」*1説と「穀梁赤」説と「穀梁喜」説があったらしい。
同一人物が改名しているのか、それとも子孫などと混同しているのか、それともどれかは完全に誤伝なのか・・・。
十三経の一つにも数えられる書の編者の割には正体不明な感じである。
*1:「俶」と書かれることもあったようだ。