極黒に交われば黒くなる

(荀)爽字慈明、一名諝。幼而好學、年十二、能通春秋・論語。太尉杜喬見而稱之曰「可為人師。」爽遂耽思經書、慶弔不行、徴命不應。潁川為之語曰「荀氏八龍、慈明無雙。」
(『後漢書』列伝第五十二、荀爽伝)

後漢の荀爽といえば荀氏の「八龍」の中でも並ぶものなしというほどの人物で、当時の士大夫的な人たちの受けも抜群に良かったようである。





當時甚為正直者所疾、而獲佞媚之譏焉。
(『晋書』巻三十九、荀勖伝)

それが曾孫の荀勗になるとこんなことまで言われているわけだが、どうしてこうなったかと考えてみたら荀勗は鍾なんとかさんの家で育てられたんだったな・・・。






これぞ「朱に交われば赤くなる」だな・・・。