血は争えない

(賈)充將鎮關右也、(荀)勖謂馮紞曰「賈公遠放、吾等失勢。太子婚尚未定、若使充女得為妃、 則不留而自停矣。」勖與紞伺帝間並稱「充女才色絶世、若納東宮、必能輔佐君子、有關雎后妃之徳。」遂成婚。
(『晋書』巻三十九、荀勖伝)


あの鍾なんとかさんたちの一族の血を引く晋の荀勖(荀勗)は、武帝司馬炎)の重臣賈充が出鎮するということになると、「賈充さんの娘が皇太子妃となれば、賈充さんは都にいるべきということになって出鎮の話も自然になくなるはずだ」と考え、武帝に賈充の娘を売り込んだという。



「あれほどの才能や容貌の持ち主はそうはいません」とまで言っている。





あれ?賈充の娘ってたしか・・・?


初、武帝欲為太子取衛瓘女、元后納賈郭親黨之説、欲婚賈氏。帝曰「衛公女有五可、賈公女有五不可。衛家種賢而多子、美而長白。賈家種妒而少子、醜而短鄢。」元后固請、荀邈・荀勖並稱充女之賢、乃定婚。
(『晋書』巻三十一、惠賈皇后伝)


あっ・・・。




「あれほどの才能や容貌の持ち主はそうはいません(美人とは言ってない)」やないですか・・・。



流石は三国一の畜生一族やね・・・。