貴種流離譚

臨海公主先封清河、洛陽之亂、為人所略、傳賣呉興錢温。温以送女、女遇主甚酷。元帝鎮建鄴、主詣縣自言。元帝誅温及女、改封臨海、宗正曹統尚之。
(『晋書』巻三十一、后妃伝上、恵賈皇后)


晋の恵帝の賈皇后(賈充の娘)の産んだ娘である臨海公主は大乱の中で掠奪の憂き目に遭い、人買いによって呉興の銭温なる者の元へ連れてこられた。銭温は自分の娘に与え、その娘は臨海公主を酷く扱ったのだそうだ。


かつての姫君と知っての事だろうか。銭温親子は呉人という事になるので、落ちぶれた晋の皇族に対して過去の意趣返しという意味合いがあったのかもしれない。




その後、公主は元帝(司馬睿)に自分の境遇を訴え出、銭温親子は誅殺されて公主は大臣と結婚して幸せになりましたとさ。



微妙にシンデレラとかを思い出すような話。