部屋持ち

後宮則有掖庭椒房、后妃之室、合歡増成、安處常寧、茝若椒風、披香發越、蘭林螵草、鴛鸞飛翔之列。
【注】
漢官儀曰「婕簱以下皆居掖庭。」三輔黄圖曰「長樂宮有椒房殿。」前書曰「班婕簱居増成舍。」桓譚新論曰「董賢女弟為昭儀、居舍號曰椒風。」漢宮閣名長安有披香殿・鴛鸞殿・飛翔殿。餘未詳。
(『後漢書』列伝第三十上、班固伝、両都賦

班固の「両都賦」の中で、後宮の建物について詠われている。


そこに列挙されているのは単なる修辞ではなく、どれも建物の名前らしい。



「増成」「椒風」「披香」「鴛鸞」「飛翔」などと言った名前の建物に皇帝のオキニを住まわせていたようである。




指名数が上位になると「部屋持ち」となって自分の部屋を持てるという泡の国のシステムに似ているようないないような。