李松遣偏將軍韓臣等徑西至新豐、與莽波水將軍戰、波水走。
(『漢書』巻九十九下、王莽伝下)
王莽の新が事実上瓦解した頃の話。更始帝劉玄の元の丞相司直李松は偏将軍韓臣らを新豊方面に派遣し、新豊で王莽の任命した波水将軍と交戦、波水将軍を打ち破って敗走させた。
及漢兵起、(竇)融復從王邑敗於昆陽下、歸長安。漢兵長驅入關、王邑薦融、拜為波水將軍、賜黄金千斤、引兵至新豐。(王)莽敗、融以軍降更始大司馬趙萌、萌以為校尉、甚重之、薦融為鉅鹿太守。
(『後漢書』列伝第十三、竇融伝)
新の王莽の重臣である王邑の縁戚になっていた竇融は、王邑の推薦によって波水将軍に任命され、兵を率いて新豊にまで至った。
その後、王莽が敗れると竇融は更始帝の大司馬趙萌に降伏した。
・・・あれ?
竇融伝、なんか負けたこと書かれてなくね?
敗北の隠蔽イクナイ。