武帝作昆明池、欲伐昆吾夷*1、教習水戰。因而于上遊戲養魚。魚給諸陵廟祭祀、餘付長安市賣之。池周迴四十里。
(『西京雑記』巻一)
そこには「昆明池」という池があった。
それは武帝が西南夷の一つである「昆明」を倒すための軍事教練のための池であったが、皇帝の娯楽などのために魚が放流されていた。
その魚は皇帝陵のお供え物になり、余った分は長安の市場に払い下げられて売りに出されたりしたそうだ。
皇帝の娯楽や皇帝陵の祭祀のための魚なので種類も豊富で味も良かったのではなかろうか。
長安は意外に魚の美味い街だったのかもしれない。