鹿と西域

武帝時、使上林苑中官奴婢及天下貧民貲不滿五千、徙置苑中養鹿、因收撫鹿矢、人日五錢、到元帝時七十億萬、以給軍撃西域。
(衛宏『漢官旧儀』)

漢の武帝の頃、皇帝の巨大庭園(お狩場)である上林苑に官有の奴婢や貧民を連れてきて鹿を育てさせ、鹿のフンを集めさせた。
それによって莫大な財を得て、西域出兵の費用に当てたという。


鹿のフンが西域出兵の費用になったというのがよくわからないが、肥料か何かとして売ることができたのだろうか?