或問揚雄為賦。雄曰讀千首賦。乃能為之。
(『西京雑記』巻二)
ある人が彼に賦の作り方を訊ねた。
すると揚雄は「俺、賦を読んでるうちに自然に作れるようになったんだよねー。読んだのは千首くらいかな?」と答えた。
こいつ、ようゆうわこんなこと。何かムカツク。
大事なところは教えないので自分で盗めという職人的発想なのか。
それとも天賦の才を持って生まれたために「作るための知識や技巧」を体系的に学ばずとも自然に出来てしまったからなのか。だとしたら自分のような非才の身にはとてもうらやましくも妬ましい話。だからムカツクわー。