混浴

古代中国には「交阯」あるいは「交趾」と呼ばれた地域がある。
いわゆる交州である。


その由来については、こんなことが言われている。

禮記稱「南方曰蠻、雕題交阯」。其俗男女同川而浴、故曰交阯。
(『後漢書』南蛮伝)


その地の習俗では、男女が同じ川で水浴びする、だから「交阯」という。


「阯」とは「趾」と同じである。
「趾」とは足、足跡のこと。

つまり足が交わる、ということなのである。


混浴して足が交わる。


まあ、つまりアレである。そういう意味なのである。