歴代諸侯王制度

後漢の諸侯王は一応は郡と同等(実際には郡未満だが)の領地を支配した。ただし一部の例外を除き仕官はできなかったと思われる。



魏の諸侯王は後漢よりも明らかに狭い領地しか与えられず、かといって仕官もできなかった。司馬氏に軟禁状態にされる前から出来ることはあまりなかったのではないか。



晋の諸侯王も狭い領地しか与えられず、皇族ではない者の公などの方が領地は多かった場合もあったはずであるが、多くの諸侯王が何らかの官と兵を与えられていた。




こうなると魏の諸侯王が飛びぬけて損な役回りになっているような気がするが、領地についてはそもそも統一王朝ではなかったという事情もあるかもしれない。



だが継続しているはずの3王朝で諸侯王の扱いについて特色があるのは面白い。