曹魏からの伝統

後漢では皇帝となった者の実父に「孝崇皇」「孝仁皇」などといった号を追尊することがあったようだが、少なくとも表記上は「皇帝」ではなく「皇」で留めていて、一応は本当に皇帝になった者とは区別しているように思える。



これと比べても、やはり曹魏において初代皇帝から3世代さかのぼって「皇帝」号を追尊しているのはやはり特殊で、この「皇帝の父祖複数に「皇帝」号を追尊する」というのは曹魏に始まるということで良いのではないだろうか。