二つの『益部耆旧伝』

『益部耆旧伝』というと、かの「陳寿」が著したことで有名。


時又有漢中陳術、字申伯、亦博學多聞、著釋問七篇、益部耆舊傳及志、位歴三郡太守。
(『三国志』巻四十二、李譔伝)


だが、どうやら陳寿より先に漢中の人「陳術」が同名の『益部耆旧伝』を著していたらしい。




これ、現在では陳寿『益部耆旧伝』とされているものの中に陳術『益部耆旧伝』が混ざってるんじゃないのかなあ・・・?