魏略曰、太史上漢暦不及天時、因更推歩弦望朔晦、為太和暦。帝以（高堂）隆學問優深、於天文又精、乃詔使隆與尚書郎楊偉・太史待詔駱祿參共推校。偉・祿是太史、隆故據舊暦更相劾奏、紛紜數歳、偉稱祿得日蝕而月晦不盡、隆不得日蝕而月晦盡、詔從太史。隆所爭雖不得、而遠近猶知其精微也。
（『三国志』巻二十五、高堂隆伝注引『魏略』）
昨日の記事（http://d.hatena.ne.jp/T_S/20160110/1452355863）で魏の明帝曹叡様を諫言した人物である楊偉は、どうやら「景初暦」をまとめた人物であるらしい。
暦法のことは詳しくないが、どうやら暦法のことを紐解くと確実に名前が出てくるような人物らしい。
正確には昨日の記事の楊偉と、景初暦の楊偉が同一人物という確証は今のところないのだが、まあ同一人物の可能性が高いものと考えていいのだろうと思う。
