波紋法の伝承者

徐登者、閩中人也。本女子、化為丈夫。善為巫術。又趙炳、字公阿、東陽人、能為越方。時遭兵亂、疾疫大起、二人遇於烏傷溪水之上、遂結言約、共以其術療病。
【注】
東陽、今婺州也。抱朴子曰「道士趙炳、以氣禁人、人不能起。禁虎、虎伏地、低頭閉目,便可執縛。以大釘釘柱、入尺許、以氣吹之、釘即躍出射去、如弩箭之發。」異苑云「趙侯以盆盛水、吹氣作禁、魚龍立見。」越方、善禁呪也。
(『後漢書』列伝第七十二下、方術列伝下)

昨日の記事で出てきた山越の禁呪については、こんな話がある。




後漢の晩期の人物と思われる趙炳は、越の技に長けていたそうで、気の力で人間でも虎でも釘でも水でも術をかけて動きを止めたりできたらしい。





病気の治療にも応用できたらしいので、これはもしかしたら「波紋法」なのかもしれないな。




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