霍光出現の予言

褚先生曰・・・(中略)・・・黄帝終始傳曰『漢興百有餘年、有人不短不長、出白燕之郷、持天下之政、時有嬰兒主、欲行車。』
(『史記』巻十三、三代世表、)

前漢後半の頃の話では、「漢が興って百余年、燕の地出身の中肉中背の人が天下の政治権力を握り、その当時の幼い天子は車で行こうとする」という怪しい予言があったそうな。




褚先生(褚少孫)は霍光と昭帝のことだと解釈している。


実際には霍光が自分の権力の正当化の一環として流した噂、という感じもしないでもない。