女尚書

會五月日食、(陳)蕃復説(竇)武曰「昔蕭望之困一石顯、近者李・杜諸公禍及妻子、況今石顯數十輩乎!蕃以八十之年、欲為將軍除害、今可且因日食、斥罷宦官、以塞天變。又趙夫人及女尚書、旦夕亂太后、急宜退絶。惟將軍慮焉。」
(『後漢書』列伝第五十九、竇武伝)


後漢の陳蕃は外戚の竇武に言った。


「昔、大臣蕭望之は宦官の石顕一人に酷い目に遭わされましたが、今では石顕みたいな連中が何十人もいますぞ!日食を理由に宦官どもを排除して天変地異の原因をふさぎとめるべきです。それに趙夫人や女尚書どもが皇太后の心を乱しておりますので、急ぎ退けるべきでしょう」




「女尚書」という女官が存在していたらしい。