中都官について

漢代に使われていた言葉に「中都官」というのがある。

簡単な単語だがちゃんと理解しないと誤解する恐れもあるので確認しておく。


師古曰「中都官、凡京師諸官府也。」
(『漢書』巻八、宣帝紀注)


「中都官」とは、都にある色々な役所のこと、だそうだ。


たぶん、都にしかない三公、九卿や八校尉などの役所、およびそこに働く官吏のことを言うのだろう。



郡県制で太守や県令に属する官吏の対極かもしれない。



無理に現代に当てはめると「中都官」とは国家公務員で「郡国」が地方公務員ということなのだろうか。