デク

或問「俗名傀儡子為郭禿、有故實乎?」答曰「風俗通云「諸郭皆諱禿」當是前代人有姓郭而病禿者、滑稽戲調、故後人為其象、呼為郭禿、猶文康象耳」
(『顔氏家訓』書証第十七)

ある人が聞いた。「俗に傀儡子(木人形−デク−)のことを「郭禿」って言うのは、なんか故事があるの?」
それに答えて言う。「『風俗通』によれば「郭氏は皆「禿」を諱み嫌った」という。おそらく、かつて郭氏に禿になった人間がいて、そいつが道化だったんだろう。そこで彼をかたどった人形が造られ、郭禿と呼ばれるようになったんだろう。「文康」という舞に付ける仮面が庾亮をかたどっているのと同じことだ。」



こんな時代から操り人形みたいなのはあったようだ。