竹取桃太郎

夜郎者、初有女子浣於遯水、有三節大竹流入足輭、聞其中有號聲、剖竹視之、得一男兒、歸而養之。及長、有才武、自立為夜郎侯、以竹為姓。
(『後漢書西南夷*1

あるところにお婆さんがいました。お婆さんは川に水浴びに行きました。
そこで大きな竹がどんぶらこどんぶらこと流れてきました。
その竹から泣き声が聞こえるので割ってみたところ、玉のような男の赤ん坊が出てきました。


夜郎自大」という言葉で今も名を残す「夜郎」。
蜀の更に南方にあるこの国の主については、こんな建国伝説が伝わっていたという。


*1:元は『華陽国志』に載っている話だそうな。