孔子の碑

案孔氏譜、孔乂字元儁、孔子之後。曾祖疇、字元矩、陳相。漢桓帝老子廟於苦縣之頼郷、畫孔子象於壁。疇為陳相、立孔子碑於像前、今見存。乂父祖皆二千石、乂為散騎常侍、上疏規諫。語在三少帝紀。至大鴻臚。子恂字士信、晉平東將軍衛尉也。
(『三国志』倉慈伝注引『孔氏譜』)


孔子の子孫という孔疇という人物が陳国相だった時代。時の皇帝、漢の桓帝老子廟を苦県(老子の故郷とされる)に立てた際、孔子の絵を壁に描かせたという。
孔疇はその孔子画像の前に碑を立てた。


老子孔子の関係は『史記老子韓非列伝に記されているのでそれ自体は不思議ではないが、なんだか老子が主役なんだか孔子が主役なんだか分からなくなる話ではある。