柴将軍

柴将軍こと柴武またの名を陳武。
高祖劉邦の将軍で、高祖の功臣の序列でもかなり上位。
(13位。ちなみに12位は王陵。)
また、文帝即位の頃には大将軍を務めている。
将としては韓王信を破ったり、反乱した済北王劉興居を討伐したりと、王2人のキルマークを誇る。

この時代の隠れた名将かもしれない。それは言いすぎかもしれないが。


こんなに華も実績もありそうな人物なのに『史記』『漢書』に独立の伝が無いのは、息子の柴奇が劉長の反乱計画に加担したからであろうか。

ともあれ、なんで陳武と呼ばれたり柴武と呼ばれたりするのか、という謎は解明されることなく歴史の闇に沈んでいくのであった。