漢の霊帝

皇子弁の母の何氏が皇后に立てられ、その兄何進が既に大将軍になっているのに、漢の霊帝は皇子弁ではなく皇子協を皇帝に立てようとしていた、というのはどうなんだろう。
そんなことをしたら皇帝に立てられた皇子協とその一党が何皇后や何進を排除するか、さもなくば何氏兄妹の方が皇子協一派の排除に動くか、どちらにしても政治的混乱と流血は避けられない。
何氏が皇后、何進が大将軍である以上、初めから皇子弁を皇帝にする以外に穏便に済ませる方法は無いと思うのだが。

本気で皇子協を立てようとしたのだったら、霊帝は自分の死後の陰惨な粛清合戦や政治的混乱のお膳立てをしたようなものだ。