三公荀彧<完結編>

魏氏春秋曰、太祖饋(荀)彧食、發之乃空器也、於是飲藥而卒。咸熙二年、贈彧太尉。
(『三国志』巻十、荀彧伝注引『魏氏春秋』)

ふと思ったが、先日の記事で記した荀彧が曹操より三公に推薦されたという件、荀彧が司馬氏の代になって太尉を追贈されたことで成就するんだな。



「かつて就任したかもしれない官」として太尉を贈ったのだとしたら面白い。



あるいは、「荀彧があの時三公を辞退しなければこうなっていたはずなのに」という荀彧に同情的な人々の思いを実現してやった、ということかもしれない。