王祥理論の淵源

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そういえば、華歆が曹丕即位時に不満げな顔をしていたために不興を買ったという件と、王祥が司馬炎に対して敢えて拝礼を行わなかった件は、ある意味では同じような意味合いなんだろうな。


あと司馬孚などが高貴郷公の死を嘆いた話なんかも。




彼らは義務的にそういう態度を取っているということになっていて、本人が礼儀を重んじる、忠義の心を持っているといった評判に繋がると同時に、こういった態度を許容する主君の株が上がるという構造にもなっていのではないか。




王祥は彼独自の理論でああしたというよりは、華歆もやったような、当時の士大夫なら十分発想しうるような行動を行ったということなのだろう。