胡母

後漢末の「胡母班」など、「胡母」という姓がある。

胡母侯
濟北式王子。
二月癸酉封、十四年、元鼎五年、坐酎金免。
泰山
(『漢書』巻十五上、王子侯表上)


前漢の列侯に「胡母侯」という侯がいた。


通常、侯は封建される土地の名を冠するものなので、「胡母」というのは泰山郡あたりにある地名だったのだろう。



上述の胡母班は泰山の人だそうなので、彼のルーツはこの「胡母侯」の元となった地にあったのだと思う。