中書令司馬遷

漢の武帝の末期、かの司馬遷は中書令だった。



この中書令は後宮における皇帝の秘書官のような存在だったらしく、元帝の時などは中書令が皇帝の意思決定を左右し絶大な権力を振るった。



司馬遷も、高齢で離宮に引っ込んでいた最晩年の武帝の意思決定を左右する権力者だったのではないか、などと思う時がある。