ひとこと

何もかもすべてお見通しだったり天候を操ったり自分の寿命さえ伸ばそうとしたりするいわゆる「演義」の諸葛亮は、現代のわれわれから見れば荒唐無稽としか言いようがないだろう。




ただ、たとえば『史記』に残る漢の高祖劉邦は胸に矢がぶっ刺さっても死なないし数十年後のことを正確に予言しているしと、控えめに言って特殊能力持ちのミュータントにしか思えない。




史書にもそういうった人物が山ほどいるんだから、「演義諸葛亮は著した者や当時読んだ者にとってはそこまで荒唐無稽なキャラ設定ではなかったんじゃないだろうか、って思う。


むしろ「おっ?この『三国演義』の諸葛亮はずいぶんリアルじゃないか!」くらいに思われてたかもしれない。