太和

漢第十二曲上邪、今第十二曲太和、言魏明帝繼體承統、太和改元、徳澤流布。
惟太和元年、皇帝踐阼、聖且仁、徳澤為流布。災蝗一時為絶息、上天時雨露。五穀溢田疇、四民相率遵軌度。事務澂清、天下獄訟察以情。元首明、魏家如此、那得不太平?
右太和曲凡十三句、其二句句三字、五句句五字、三句句四字、三句句七字。
(『宋書』巻二十二、楽志四、魏鼓吹曲十二篇)

宋書』に収められている魏の繆襲による鼓吹曲、つまり雅楽の歌詞の一つ。




それは十二曲一組の組曲で、どうやら漢にあったものを修正や追加をしていったものであったようだ。





その中の一つ「太和」は曹叡様こと魏の烈祖様の即位について歌っており*1、「聡明な元首が立った魏が太平とならないはずがない」という歌詞で締めている。



その後のことを知る私としては、少々微妙な表情をしてしまう。

*1:ちなみにこれが最後の曲になっている。