ワンワンにゃんにゃん

子(菑川)思王終古嗣。五鳳中、青州刺史奏終古使所愛奴與八子及諸御婢姦、終古或參與被席、或白晝使羸伏、犬馬交接、終古親臨觀。産子、輒曰、亂不可知、使去其子。
(『漢書』巻三十八、高五王伝)

前漢の菑川王劉終古はやんちゃが過ぎた人物で、監視役である青州刺史が弾劾したところによれば、王が寵愛していた奴婢に自分自身の妾を性的な意味で好きにさせたり、白昼に裸にして四つん這いにさせて犬や馬のようなセックロスをさせたり*1して自分はそれを鑑賞するといったかなり拗れた性癖の持ち主であったらしい。



それでいて、その妾が子供を産むと「誰の子かわからんだろ」と言ってその子を取り上げなかったというから徹底している。






「白昼に妻妾を全裸にしてワンワンスタイルでにゃんにゃんさせてました」と大真面目に上奏しなければいけなかった青州刺史の心中はいかばかりか。

*1:「犬や馬とセックロスさせた」の意味かもしれないが、「与」(と)が無いのでこう解釈しておく。