その１４（https://t-s.hatenablog.com/entry/2019/10/05/000100）の続き。
冬十月、呉將施績入江夏、萬郁寇襄陽。遣太尉義陽王望屯龍陂。荊州刺史胡烈撃敗郁。呉將顧容寇鬱林、太守毛炅大破之、斬其交州刺史劉俊・將軍修則。
十一月、呉將丁奉等出芍陂、安東將軍汝陰王駿與義陽王望撃走之。
己未、詔王公卿尹及郡國守相、舉賢良方正直言之士。
十二月、班五條詔書於郡國。一曰正身、二曰勤百姓、三曰撫孤寡、四曰敦本息末、五曰去人事。
庚寅、帝臨聽訟觀、録廷尉洛陽獄囚、親平決焉。
扶南・林邑各遣使來獻。
（『晋書』巻三、武帝紀）
呉の江夏・襄陽・交州攻撃。呉は丁奉・施績ら大物を並べている。
三年春二月、以左右御史大夫丁固・孟仁為司徒・司空。
秋九月、（孫）晧出東關、丁奉至合肥。
是歳、遣交州刺史劉俊・前部督脩則等入撃交阯、為晉將毛炅等所破、皆死、兵散還合浦。
（『三国志』巻四十八、孫晧伝）
なお、「万郁」というのは「万彧」の事らしい。
対呉の司令官として晋は親族の王たちを起用。呉は撃退された。
