司馬遷の子孫

(楊)忠弟綠、字子幼、以忠任為郎、補常侍騎。綠母、司馬遷女也。
(『漢書』巻六十六、楊綠伝)

前漢の丞相楊敞の子である楊綠は司馬遷の孫で、『史記』を世に広めた人物だと言われている。



実は彼は舌禍事件で命を落とし妻子は配流されている。



廷尉當綠大逆無道、要斬。妻子徙酒泉郡。
(『漢書』巻六十六、楊綠伝)


ということは、司馬遷の子孫が酒泉に送られていたということだ。




西域に近い西辺に司馬遷の子孫が残っていたのではないか、などと妄想してみるのも一興。