CV:北大路欣也

晉惠帝太安中、江夏張騁所乘牛言曰「天下方亂、乘我何之!」騁懼而還、犬又言曰「歸何蚤也。」尋後牛又人立而行。
騁使善卜者卦之、謂曰「天下將有兵亂、為禍非止一家。」
其年張昌反、先略江夏、騁為將帥。於是五州殘亂、騁亦族滅。
京房易妖曰「牛能言、如其言占吉凶。」易萌氣樞曰「人君不好士、走馬被文繡、犬狼食人食、則有六畜祅言。」時天子諸侯不以惠下為務、又其應也。
(『宋書』巻三十四、五行志五)

晋の恵帝の時、江夏の人張騁が乗っていた牛(牛車であろうか)が「天下が乱れようというのに、お前は俺に乗ってどこに行こうと言うんだ?」と彼に語りかけてきた。


怖くなって家に帰ったところ、今度は犬が北大路欣也の声で「帰りが早かったじゃないか」と言ってきた。


また、今度は牛が二足歩行で歩き出した。




ますます怖くなった張騁が占ってもらったところ、「天下に反乱が起こる予兆である。この災いは一家だけで済むものではない」という恐るべき結果が出たという。



サラッと言ってるけど「一家だけで済まない」ってことは張騁の一家の悲劇は確定じゃないすか・・・。





この占いでやぶれかぶれになったんだか何だかわからないが、とにかく張騁は占い通り勃発した張昌の反乱に将として参加し、最終的には一家は族滅の憂き目に遭うのだった。




結論。



牛とか犬とかがしゃべり出すのは不吉な予兆なので、某柔らかい丘は気を付けるべきだ。