白衣のエージェント

世語曰、黄初中、孫權通章表。(曹)偉以白衣登江上、與權交書求賂、欲以交結京師、故誅之。
(『三国志』巻二十七、王昶伝注引『世語』)

三国時代にかの魏諷と並び称される謀反人として、山陽の曹偉というのがいる。




事績や謀反の詳細が良くわからないことにかけても魏諷に負けず劣らずなのだが、いちおう上記のような話が伝わっている。



どうやら、孫権と通じて孫権が魏の中枢と接触を持つのを取り持ったということらしい。



一種のスパイ活動をした、ということになるだろうか。