賃上げ要求

張敞・蕭望之言曰「夫倉廩實而知禮節、衣食足而知榮辱。今小吏俸率不足、常有憂父母妻子之心、雖欲潔身為廉、其勢不能。請以什率筯天下吏俸。」宣帝乃益天下吏俸什二。
(応劭『漢官儀』)

前漢宣帝の時、「今の小役人は俸禄が不足がちで、常に親や妻子の苦労を憂うる気持ちがあるため、清廉潔白に生きようと思っても家族を養うために不正行為に手を出さざるを得ないのです。役人の俸禄を割り増ししてください」と大臣が上奏した。



そこで、宣帝は役人の俸禄を20パーセントアップしたという。





比較的安定していた時代だからなのかもしれないが、20パーセントアップは凄い。