全県委任

滕撫字叔輔、北海劇人也。初仕州郡、稍遷為涿令、有文武才用。太守以其能、委任郡職、兼領六縣。風政修明、流愛于人、在事七年、道不拾遺。
(『後漢書』列伝第二十八、滕撫伝)

後漢の順帝くらいの頃の人、滕撫。



彼は涿県令になったが、涿郡太守が彼の才能を重んじて郡全体の職務を委任することにし、涿郡の涿県以外の六県も兼任させてしまったのだそうだ。



つまり郡内の全県の長官が同一人物になったということだ。




ここまで来たら太守必要ないレベル。