檄文

上曰・・・(中略)・・・吾以羽檄徴天下兵、未有至者、今計唯獨邯鄲中兵耳。・・・
【注】
師古曰「檄者、以木簡為書、長尺二寸、用徴召也。其有急事、則加以鳥羽插之、示速疾也。魏武奏事云今邊有警、輒露檄插羽。檄音胡歷反。」
(『漢書』巻一下、高帝紀下)

檄、軍書也、若今之露布也。
(『後漢書』列伝第十九、鮑碰伝注)

「檄」というのは兵などを徴用する際などに用いられる文書形式で、どうやら「露布」つまり文書を露出させるものだったようだ。



反乱者などが蜂起した時などの「檄文」も、自分の正当性を宣言し味方を募るために敢えて文書を公開していたということなんだと思う。



まあこんなことは多くの人には常識なのかもしれないし『独断』あたりに何か書いてたかもしれないけど。