妄想という名のSL

突然だが、漢の高祖が秦に背くことを決めてから例の白蛇を斬り、更に山に隠れてから自立、そして秦を打倒するまでというのはもっと漫画や小説やゲームの元ネタに活用できると思う。



幾つか元ネタにしてるっぽいものもあるとは思うが、もっと沢山出てきていい。

流行の絵師のデザインにしたり実力ある会社が制作したり人気声優が声当てたりしたら人気になって副次的にこのブログももっとアクセスが増えるだろう。




劉邦始皇帝の墓作りのための人夫護送を途中で(わりとすぐ)諦めて解散し、十数名の志願者と共に逃亡生活を始めた。


人数的にはファイアーエムブレム的なシステムのゲームに合うかもしれない。

っていうか「ファイアーエムブレム」って火徳の王朝「漢」のためにあるようなタイトルだ。



物語的にはここで樊噲や奚涓も同行していることにしたり、周勃や潅嬰と途中で出会ってパーティに加わることにすればいい。
割と有名な連中なので掴みはOKというやつだろう。

ゲームだったら回復役が必須だが、これは儒者が回復役ということにして劉邦の弟劉交に出てきてもらおう。


そして途中で追っ手の秦兵を撒いたり、山賊と戦ったりといったイベントで世界観やゲームシステムの浸透を図るのだ。




そしてあの白蛇も簡単に斬れるはずがない。

恐ろしく強く、パーティが絶望しそうになるところで劉邦の持っている剣の謎の力が覚醒して・・・みたいな感じで倒せる。




それから劉邦は追っ手をかわすために山に立て籠もり、更に故郷の沛から反乱の旗頭として呼ばれることになる。

もちろん拠点にすべき廃墟を占拠する山賊や怪しい生き物を倒すとか、反対者とのすったもんだなど、戦闘イベントには事欠かないはずだ。

そしてここで蕭何・曹参といった大物キャラもゲットだ。




その後、項梁と合流するあたりまでに張良との出会いであるとか、父親劉太公から謎の剣の由来を知らされるとか、自分にまつわる謎の真相に一歩迫るイベントも用意されている。

張良は女性的なタイプのイケメンなので演出には特に力を入れていきたいところだし、その後の展開を考えると項羽との邂逅もクローズアップしていこう。

儒者が回復役なら、張良は多分ゲーム的には魔法使いタイプだろう。ガンダルフのようにガンガン杖や剣で敵を薙ぎ払ってもらおう。

他にも紀信とか周苛とかの有名ドコロはこの辺までにあらかた加入しているだろう。



その後の大きなイベントはやはり秦への出発だろう。
秦を裏口側から攻撃し落とすという、今まで誰も成功させたことのないミッションをやらなければいけないのだ。



対秦戦は攻城戦や野戦など、腐っても秦の正規兵との戦いが連続する。

ゲーム的に言えば、これまでと段違いの強敵になるが「秦の正規兵だから訓練度も士気も装備も違う」と山賊とはレベルが違うことを理由づけできるだろう。




たぶんラスボスは趙高だろう。

伝説のマジックアイテム「玉璽」とかドーピングコンソメスープなどで強化され、これまでにないくらいの強敵になっているはずである。

しかしついに真の力が解放された剣が趙高のドーピングを封じてただの宦官に戻し、勝利できるのである。


めでたしめでたし。



というところでいったんエンドとなるが、人気が出ればそのまま第二部として項羽編を始めることもできるという商業的な意味で親切設計。




さあ、こんな感じゲームかアニメを企画するなら今のうちだよ!(真顔)